自然派ワイン・ナチュラルワイン・ビオワインの専門店 - SWAILIFE WINE SHOP(スワイライフワインショップ)
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2022年山形のぶどうは短い梅雨による暑さの影響と、収穫前の台風で収量が大幅に減るなど、色々と大変な状況もありましたが、このメルローは素晴らしくきれいな状態で届けていただけました。
しっかりと色づき、そのままの状態でもメルローの香りがしっかりと分かるようなぶどうでした。
そこに今回ブレンドしたのは毎年ぶどうを届けてくださる茨城県の常陸太田武藤観光農園武藤さんのマスカットベイリーA。
9月終わりに届けていただいたしっかりと熟したぶどうです。
山形のメルローは初めての試みでしたので、様子を見ながら慎重に接していきました。
除梗破砕をして開放タンクでアルコール発酵の際は、1日1回のピジャージュで残った梗をなるべくしっかりと取り除くようにして管理しました。
16日間の発酵ののち、極力えぐみなどを抽出しないように低い圧力で優しくプレスをして木樽に移動。
樽に入れる際はあまりにも主張が強すぎるタンニンと口当たりに、どこまで変化してくれるのかというどきどき(というよりハラハラ)がありました。
熟成を見守る間にどんどんチャーミングな果実味が引き出され、際立ったタンニンはスムーズな凝縮感へ変化、ワインの樽熟成による面白さを感じたとても楽しい期間でした。
いつも一番に考えなければならないのは、最終的にお客様の手に取ってもらいやすい魅力がそのワインに必ずあること。
それを伝わりやすい味わいで示すことができること。
今回のメルローのように何かの要素が強すぎることで美味しいと感じられる味わいのバランスがずれていると判断すれば、整った形を見つけられるまで探します。
今回は茨城県の武藤さんのマスカットベイリーAとブレンドすることで、全体的な果実味と余韻の心地よさをプラスすることができました。
22年ならではの GLOUGLOU ROUGE をお楽しみください。
無濾過無清澄のため澱が生じることがありますが、品質に問題はありません。
15度以下での保管をお願いいたします。
生産者情報】
2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。
2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。
再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。
2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。
また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。
2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。
自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。
日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島之内フジマル醸造所』です。
2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。
そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。
こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。
ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。
その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。
自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。
収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。
本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。
(ワイナリー様資料より)