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Lambrusco "Fontana dei Boschi" / ランブルスコ "フォンタナ・デイ・ボスキ" 2022

まさに食欲をそそるランブルスコ!
口当たり柔らかな渋味と細やかな微発泡の舌触り。
華やかな果実香だけじゃなく、ほのかな複雑味も心地よい。
¥4,400 (税込)
商品コード: SP405
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赤(微発泡)
容量
750ml
度数
12.5
イタリア
産地
エミリア・ロマーニャ
カテゴリー
生産者
ヴィットーリオ・グラツィアーノ
品種
グラスパロッサ主体
味わい
醸造
樹齢16~30年。
収穫後、果皮と共に約1週間、野生酵母による醗酵。
冬の気温によって醗酵が止まり、3~4月の気温の上昇に合わせてボトル詰め、瓶内で醗酵を終える。
スボッカトゥーラ(オリ抜き)は行わずにリリース。
一般的なシャルマー式ではなく、伝統的な瓶内再醗酵にて造られる本当のランブルスコ。
1970年代、大資本化・大量生産の大きな流れに一人で立ち向かい、当時から今と変わらない自然回帰の農業と、伝統的なランブルスコを造り続けてきたヴィトーリオ。
年の特徴をそのまま切り取りながらも、年ごとに異なる様々なアプローチによって生まれる、魔法のようなランブルスコ。
2022は猛暑のヴィンテージ。
しかし、樹の成長が止まるほどの暑さに、果実はむしろ全く熟していない様子を見たヴィットーリオ。
白ブドウと同様に、収穫を10月中旬以降にまで遅らせ、果実が完熟するのを待ってから収穫。
リーパ同様、暑い年特有のヴォリューム感や強さよりも、ブドウの完熟を感じる熟れたタンニンと果実香の素晴らしさ。
酸も決して少ないわけではなく、柔らかくもバランスを感じる味わい。
近年は猛暑が続き収穫に苦労していたヴィットーリオ。
しかし、2022のワインの出来上がりを見れば、やはり彼の生み出すワインの魅力。
ノーストレスの飲み心地に驚かされます。
これほど繊細で複雑さを持ちながらも、食事と共にあるランブルスコらしい厚みとタンニン、そしてスムーズな飲み心地を両立したグラツィアーノ。
他のキュヴェに比べて量はまだありますが、決して多くはありません。
特別な何か、、というよりも、常にテーブルに置いておきたいワインとでも言いましょうか、、素晴らしいランブルスコです。

毎年の変化に合わせて、微妙に手法を変えるランブルスコ。
これほど繊細で複雑さを持ちながらも、食事と共にあるランブルスコ本来の厚み、タンニン、飲みごたえも両立したグラツィアーノらしいランブルスコ。



【生産者情報】
モデナの南、Collina(コッリーナ)と呼ばれる小高い丘が続く地域。
カステルヴェートロにヴィットーリオのカンティーナはある。
近代化・大型化が進むランブルスコの現状を憂い、本来のランブルスコ造りを追求。
50年以上前の古樹を引き継ぎ、自然環境を優先した農法。
樹のバランス感を尊重し、必要最低限の介入。あまりの収穫量の少なさに、周囲からは奇人扱いされてしまうほど。
醸造についても当然のことながら酵母添加は行わず、温度管理やポンプなどを避け重力を用いるなど、近代的な設備を使用せず、瓶内2次醗酵(再醗酵)、そして最も驚かされるのが、その後オリと共に約24か月もの瓶内熟成を行う。
「DOCの中で本当に旨いランブルスコは造れないよ。」と笑うヴィットーリオ。
オリ抜きをせずに造られる彼のランブルスコ、美味しいを通り越して気持ち良ささえ感じる。
想像を越えた味わい。

個性的かつ圧倒的な感性を持つヴィットーリオ。
圧倒的な味わいと繊細さ、唯一無二ともいえるランブルスコを造りだす。
モデナより南へ10km、丘陵地との境目にあるカステルヴェートロ・ディ・モデナ。
ランブルスコの中でもグラスパロッサを用いた「Modenese モデネーゼ」と呼ばれるランブルスコの銘醸地でもある。
ヴィットーリオのカンティーナはカステルヴェートロの南、小高い丘の上に位置。
標高は200m~220m、カンティーナ周辺の1haと標高300mにある丘陵地4ha。
周辺の土壌は非常に強い粘土質、そして石灰質を含む土壌。
丘陵地特有の風に恵まれた土地という事もあり、夏場の高温と夜間の温度差は、酸の強いランブルスコに欠かせないものでもあります。
畑の樹齢は20-30年、ヴィットーリオは近年の大量生産のランブルスコ造りというものを嫌い、古くから残っていた古樹・品種を尊重したうえで自然環境を重視した栽培、そして瓶内での2次醗酵という古典的な醸造にこだわる。

完全に自然環境が残る畑から生まれる、それぞれ十分な個性を持った果実。
「ランブルスコ系でいえば、モデナを代表するといってもいいグラスパロッサは、その名の通り梗(及び葉)が赤く、果皮の厚みと房の大きさあるブドウ。
だけど、巷にあるグラスパロッサには、この畑にあるような個性はほとんど見られないな。そのように改良されてしまっているんだ。
そして最も古くからあるとされているソルバーラ、結実がとても悪く色調も薄いものの、 素晴らしく繊細な香りと酸を持っている。
そして房が小さいサラミーノは果実が密集、豊かなタンニン。
トレッビアーノについても同じ、モンタナーロは暑い果皮と十分なエキス分。
そしてスパーニャは未知な部分が多いブドウだけれど、繊細な酸と奥行きのあるブドウ。」
そう語るヴィットーリオ。

酵母添加や温度管理を行わずに醗酵。
その後オリ引きを行った後、ボトル詰め。
瓶内2次醗酵の段階でも一切の添加を行わずにブドウ自身の糖分と酵母のみでの醗酵 を促す。
(年によってブドウの糖分が変わるため、ガス圧に変化が出る場合に限り、同様に収穫したブドウを アパッシメント(陰干し)して造ったパッシート(甘口ワイン)を添加することで調整。)
その後オリとともに最低でも24か月の熟成を行うことで、オリからのエキス分を十分に引き出すことができる。
しかしそれだけの期間がたったというのに、オリの持つネガティブな要素が一切感じられないという事に驚かされてしまう。
必要な事だけを追求する、自然環境を優先した栽培と独創性豊かな醸造哲学。
ランブルスコの常識を覆す圧倒的な旨さ。唯一無二の造り手。

(インポーター様資料より)


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