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ヴァンナチュール ドゥエロ。
D.Oリベラ・デル・ドゥエロの規定外の作りによりD.Oは付いていない。
ポロンとは、グラスを使わずガラス容器から口との距離を開けたまま飲む為の道具の事。
グラス容器から口に直接エスカンシアする為のもので例えば、何人かで円陣をくんで、やるぞーと景気づけにみんなで回し飲みする時に使用される。
軽快でがぶがぶ飲める、いわゆるがぶ飲みワイン。
ドゥエロでこれほど軽快なナチュラルワインが造られている事にも驚きだが、がぶ飲みとは言え、完成されたバランス、クリーンで良質の味わいがしっかりとある。
トレミラノス・エステートは、リベラ・デ・ドゥエロの中心部、アランダ・デ・ドゥエロの郊外に位置する。
フィンカ・トレミラノスは、1903年にカリクスト・セイハスによって設立された。
1975年には、パブロ・ペナルバ・ロペスがこのエステート(60ヘクタールの素晴らしい古木)を購入し、すぐに改築を行った。
1980年頃からリベラ・デル・ドゥエロは絶頂期を迎える。
1980年に、この地にあったワイナリーは、わずかに12件。ベガ・シシリアも、トレミラノスも、その内の1件である。
1981年にセント・ポール大聖堂で行われたチャールズ皇太子とダイアナの結婚祝賀パーティではベガ・シシリア社のワインが使用された。
1980年代にはアレハンドロ・フェルナンデスが設立したペスケラ社の赤ワインが、国際的なワイン評論家であるロバート・パーカーにより100点満点の評価がなされ、ルエダD.Oより2年遅れで、1982年に原産地呼称のD.Oが与えられた。
デキャンタ誌によって、最高格付けD.O.Caへの準備に入ったと報道されるなど、※誤報
世界中が、スペインの次のD.O.Caは間違いなく、リベラ・デル・ドゥエロだと話題になっていった。
ワイン生産の大手企業は、こぞってリベラ・デル・ドゥエロへのワイナリーの進出を果たしていった。
2000年にはワイナリーの数は100件を超え現在は270件を超える。
ワイン業界で、最も一大ブームを巻き起こした、DOだ。
2010年までは、まさに黄金期の絶頂期。
リベラ・デル・ドゥエロのワインは高く売れ、その高額さはリオハDOCaを遥かに超えて行った。
トレミラノスも畑を買い増しを続け、今では200haもの葡萄畑を所有するまでに成長した。
ドゥエロ全体が浮かれた時代でもある。
リベラ・デル・ドゥエロはスペイン国内では、肉ワインとして幅広く認識されている。
肉を食べるならドゥエロだ! ドゥエロワインは肉ワインの代名詞となっていた。
テンプラニーリョの語源である「早生」とは程遠いテンプラニーリョ、ここだけの葡萄名ティンタ・デル・バイスは、10月の中旬頃ようやく収穫をする、明らかな晩成のテンプラニーリョはラ・マンチャなどで見る、テンプラニーリョとは全くの別物。
葡萄から放たれる後光の様な光、一粒一粒が荘厳で、凛々しい葡萄に何度感動したことだろう。
熟度と共に感じる甘み、濃淳でタニックな味わいは、伊達に高級DOと言わしめて来たわけではない本物。
タニックなワインを好んだと言われるロバート・パーカーが100点満点を付けるだろう至福の力のあるボディ。
今でも肉ワインは?と聞かれれば、私は、迷いなくドゥエロだと答える。
2000年、DOCaはプリオラートに先を越される。
世界的にワインの趣向も、ヘビーな力強いワインからエレガントで食も進み、お腹が膨れないワインがもてはやされていく、時代に入っていく。
トレミラノスの凄いところはここから始まる。
1988年から225Lのフレンチオーク、アメリカンオークを手作りの自社生産に切り替えた。
2010年までに200ヘクタール全ての畑を有機に大転換し、2015年には全ての畑でエコサートオーガニックとビオデナミック、デメテールの認証を得た。
トラクターや機械で収穫していたものを、馬を使い耕し、人の手により100%の収穫、完全なる有機栽培、忠実なビオデナミック農法に一気に切り替えた。
バイオダイナミックは、有機栽培の一歩先を行くもの。
生態系のバランスを常に追求し、生物多様性を尊重することで、生命の飲み物に近づけてくれるステップ。
化学肥料、除草剤、殺菌剤を使用せず、自然由来の成分のみを使用している。
土地そのものを大切にしなければ、その土地の本質を捉えたワインはできないからだ。
という、本質であり、先進的な考えを貫いた為だ。
1980年代になり、いきなり世界の注目の的となり、シンデレラ化していったドゥエロワインも、実は1903年前後ではクラレテというワインが主流だった。
クラレテは、ボルドーで言うクレレ、薄い赤ワインを指す。
それが、現代のタニックなワインへと劇的な転身をしていった歴史がある。
リベラ・デル・ドゥエロの古来のスタイルはエレガントな赤ワインだった。
トレミラノスは、未来を見つめる、と言うよりは、リベラ・デル・ドゥエロの本質や根本、古い歴史を見つめているのかも知れない。
リベラ・デル・ドゥエロの歴史は2500年前と言われている。
ドウロ川に通じるドゥエロ川、圧倒的な標高、800m~1100m、夏と冬、夜と昼の激しい寒暖差、シルト層を含む石灰石土壌。
晩成で菌に強く、日照と水捌けに恵まれたテロワール。
間違いなく、葡萄は糖度、熟度の高い葡萄が生れる産地。
現経営者、リカルド・ペナルバ氏(エノロジスト)とビセンテ・ペナルバ氏(農業エンジニア)の下、ドゥエロの古くからの住人として、
全て地元だけのものでワインを作ろうとする自然づくり100%この地で自分が作った葡萄で、酵母も自然酵母で、自発的発酵を重んじ、樽すら手作り、添加物は使わない。
そんなワインこそが本物のリベラ・デル・ドゥエロワインと考えているようだ。
リベラ・デル・ドゥエロ内では、間違いなく、自然派の第一人者であり、最もクラシックで、最も先端のワイナリーだ。
(インポーター様資料より)