【生産者情報】
オレリアン・プティは、モンペリエ大学で生物学・生化学を学び、その後ディジョン大学で食品工学を専攻。
ブルゴーニュ滞在をきっかけにワインの世界へと傾倒し、2005年に醸造学のディプロマを取得しました。
在学中には南アフリカ・ステレンボッシュ大学で研究に携わり、その後メドック格付けシャトー、リンチ・バージュで実務経験を積みます。
さらに2006年には1年をかけて世界各地のワイナリーを巡り、オーストラリア、アメリカでの醸造、ニュージーランドでの畑の経験を通じて、新旧世界のワイン観を体得しました。
帰国後はルシヨンや南仏のワイナリーで経験を重ね、2008年にモンペルーへ移住。
この土地に強い可能性を見出した彼は、2012年、自宅のガレージを改装し、自身のワイナリーを設立します。
当初は自身の名前に由来する「Le Petit Domaine」としてスタートしましたが、後に規定上の理由から「Monsieur Petit」へ。
そして現在は、ドメーヌラインに加え、2022年よりネゴシアンブランド「LA PINARDERIE」を本格始動。
信頼する近隣農家のブドウを用い、自ら収穫・醸造・瓶詰めまで一貫して行うことで、より自由で柔軟なワイン表現を実現しています。
彼のワイン造りの核にあるのは、極めて明確な哲学です。
「醸造とは、畑仕事の結果に過ぎない」その思想のもと、畑では有機農法をベースにビオディナミ的アプローチを取り入れ、イラクサやスギナ、コンフリーなどの植物由来の調剤を使用。
2015年以降は不耕起を徹底し、生物多様性の維持と土壌の健全性を重視しています。
すべての作業は手作業で行われ、樹齢40?70年の古木が石灰岩主体のガレ土壌から吸い上げるミネラルを、そのままワインへと反映させていきます。
ラングドックという成熟しやすい環境にありながら、彼が目指すのはあくまで“酸を軸としたバランス。
果実の豊かさに対して、しなやかな酸、適度なタンニン、塩味、そして旨味が重なり、立体的でありながらも重くならない。
その味わいは、グラスを自然と進めるヴァン・ド・ソワフとして極めて完成度の高いスタイルです。
品質を維持しながらも持続可能な規模を保ちつつ、将来的には自社畑の取得を進め、より土地に根ざしたワイン造りへと進化していく構想を持っています。
(インポーター様資料より)
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(指の爪は気透けてるくらい、ザクロジュースみたいな色味)
抜栓直後はやや還元気味、スワリングすれば問題なし。
(立ち上がりは控えめかもしれません)
赤スグリ、赤いプラム、ザクロ、ブラックカラント、ブラックベリー。
口当たりは柔らかく軟水のよう。
香りに酸味は感じるが、口に含むと酸味はやや滑らかな印象。
渋味はきめ細やか、ベールをまとうような軽やかさ。
瑞々しくジューシーな果実味、ピュアな味わい。
余韻は辛口、人によって果実の甘味はほのかに感じるかも。
ロゼワインではなく、明るい赤ワインとしても楽しめそうです。
抜栓後は様子を見ながら、数日間お楽しみいただけそう。
(2026/11村瀬)