今回の武藤さんのMBAは色づきがとても良く熟度の高い良い状態のぶどうだったので、今までとは違った醸造方法に思い切ってチャレンジしてみました。
200Lの小さいタンクを使って1トン分のぶどうを小分けにマセラシオンカルボニックを行い、タンクを密閉した状態で2週間粒内発酵、その後全て破砕し6日間の全房醸し発酵。
武藤さんのMBAのライトでみずみずしい味わいに複雑味や奥行きをプラスするような造りを試みました。
武藤観光農園のマスカットベイリーAを2週間のマセラシオンカルボニック、その後破砕し6日間全房発酵をしてプレス。
9か月間木樽で熟成後、瓶詰前に酸化防止剤を30ppm添加後澱引きをしてボトリング。
武藤さんのMBAはどんなに完熟した状態でも きれいな酸がしっかり残るのが特徴で、毎年収穫直前に畑に伺いぶどうの状態を確認しながらその年のぶどうについてお話をして 醸造方法を決めていきます。
みずみずしさを残しながらもしっかりと詰まった味わいに仕上げるように心がけており、毎年醸造が楽しみなぶどうでもあります。
チェリーやキャンディーのようなかわいらしい香りに始まり、味わいにはパッションフルーツやハーブなどの複雑味とクリスプなキレのある印象を受けます。
だし系のお料理はもちろんのこと、シーフードや醤油、みどりのアスパラのようなグリーン系の食材やバターなど様々な合わせ方が浮かぶようなペアリングには持ってこいの1本です!
【生産者情報】
2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。
2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。
再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。
2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。
また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。
2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。
自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。
日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島の内フジマル醸造所』です。
2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。
そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。
こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。
ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。
その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。
自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。
収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。
本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。
(ワイナリー様資料より)