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Grigio Vino Rosato / グリージョ 2022

Grigio Vino Rosato / グリージョ 2022

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ロゼ
容量
750ml
度数
11
イタリア
産地
プーリア
カテゴリー
生産者
ロコ
品種
ボンビーノ・ネーロ
味わい
醸造
ボンビーノ・ネーロ、それはエレガントで繊細な品種



【生産者情報】
プーリア州バーリとプリンディシの間にあるヴァッレ・ディトリアに畑を所有する”Loco ロコ”はバーリ出身のヴィットリオ・プリエーゼが2020年に開始した超小規模のワイナリー。
とにかく目を引く独特のデザインされたワインボトル。
一番最初にこのワインの存在を知った時、そのえもいわれぬ「ミステリアス」ないで立ちに一気に引き込まれていきました。
味わい、生産者の顔、もちろん価格帯など、全貌を掴めないままでしたがどうにか連絡先を調べてアポを取りバーリへと飛びました。

ペンキアートのようなラベルのデザインは、ワインのイメージとリンクするそれぞれのカラーが1本1本手で塗装されています。
実際に彼のワインを飲むとその配色とワインの香りや味わいの整合性に驚かされます。
例えば”ヴェルデ”は深い森を連想させ、Cieloは青空の様に爽やかな開放感を感じさせてくれます。
訪問して彼による彩り豊かなワインを飲み、ワイナリーデビュー間もない造り手らしからぬ表現力と美味しさに衝撃を受けました。

ほぼ情報が記載されていない彼のミステリアスなボトルのワインは想像を超える美味しさでした。
軽快さ、葡萄らしいみずみずしさ、沁み込む優しさ、そしてプーリアらしい熟した甘い果実の香りと豊潤さがしっかりと土台として共存した十全たる味わい。
思わず見事だと惚れ惚れするような完成度のLocoのワインを輸入しないという選択肢は我々にはありませんでした。

現在37歳の当主ヴィットリオは畑作業とワイン醸造を自ら行う醸造家です。
2020年に僅か0.5ヘクタールの畑を購入。
イトリア谷に面するチステルニーノと呼ばれるプーリアらしい白い建物が印象的な町からほど近い場所にある間借りできるガレージで、エリアでは希少な自然派ワイナリーとして一歩を踏み出しました。

ヴィットリオは大学でビジネス経済学を学び会社員をしていました。
2015年頃にかねてから情熱の先であったワインと食の世界に入ることを決意します。
バーリ市内のいくつかのレストランで皿洗いから始まり、厨房、ホールと飲食の世界での修行を積んでいきます。

その時にバーリ屈指のナチュラルワインへの情熱を持つレストラン”Est”エストと出会い、そこで働きながらまるで海賊のように豪快な彼らからナチュラルワインの手ほどきを受けました。
海賊たちの影響でヴィットリオはナチュラルワインに夢中になりました。
勉強をしてたくさんのワインテイスティングイベントに参加して様々な生産者のワインに触れました。
その中でも彼のワイン造りに大きな影響を与えたのは、フランス・ジュラ地方のワインです。
軽やかでありながらも特有のフィネスを併せ持つジュラのワインは彼の目指すべきワインを体現していました。
他にもラングドック、オーベルニュ、スペインにアイデアを得ながら、So2を一切使用せず、葡萄だけでワインを造るというテーマを持って、プーリアのテロワールによるワイン造りを開始したのです。

​ヴァッレ・ディトリアにあるLocoの所有する畑は標高350~420mに位置します。
土壌は”石灰質”と鉄分やミネラルを多く含む”赤粘土質”が混ざった土壌。
近年は異常なまでの猛暑にさらされるこの土地は、普通であれば濃厚で酸の少ないヘヴィーなワインが造られやすい場所です。
Locoのワインはある意味土地の特性に逆らうようなワインスタイル。
近年は夏場40℃を軽く超えることもあり、収穫のタイミングでは酸度を最も重要視し、発酵も抽出しすぎないよう意識して独自の醸造を行っています。
栽培品種はヴェルデーカ、ミヌートロ、ボンビーノ・ネロ、ネロ・ディ・トロイアなどの土着品種です。
発酵容器は基本的にステンレスタンク、熟成容器はステンレスの他にアンフォラ、グラスファイバーなど様々な容器を用いています。
木樽は一切使用しません。
まだワイナリーができて3年目なので実験もかねて様々な熟成容器を使用して色々なブレンドなどを試行錯誤しています。
実験と言いつつもすでに非凡な醸造センスを発揮しているヴィットリオ。
目指すワインはフランスに影響を受けていますが、醸造やワイナリー運営のことはイタリアの先輩生産者達の影響を受けています。
生産本数が少なくセールス的な意味がなくとも、費用を捻出して積極的にナチュラルワインのサロンに参加します。
特にエミリアのジュリオ・アルマーニは自分のワインを一番最初から意見をもらった重要な存在。
アブルッツォのラミディア、そして同世代のラツィオ州セーテなどの共通の多い造り手たちと交流を深め、自身のワイン造りの糧としています。

濃厚なワインの多い南イタリアとプーリア。
Locoは単に伝統に逆らっているということではなく、この土地のテロワールで他の生産者とは違うワインを生み出す、自分が敬愛するフランス・ジュラのワインに負けない表現をしてやる!という探求心と挑戦と言えます。
物腰が柔らかい穏やかな印象を受けたヴィットリオ。
訪問した時に彼とは正反対なキャラクターでワインの師匠でもあるレストランEstのアニキたちと海の中で食事をしました。
まるで海賊のような豪快なアニキたちもLocoのワインへ強い期待を語ってくれました。
地元の強烈な応援を受けてさらに進化を続けていくでしょう。

(インポーター様資料より)


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